修了生の声
商品説明だけで終わらない!『提案の引き出し』が増えました
山口 圭子さま【14期生】
現在のお仕事
「wan-site(わんさいと)」という屋号で、オリジナルの犬用おやつ・総合栄養食を製造し、マルシェとネットで販売しています。最近のヒット商品は「鴨なっとう」。これはスタッフがひらめいて作ったものなんですよ。
この仕事を始めたきっかけは、初めての愛犬を病気で亡くしたことです。
闘病中、動物病院から「この薬は、もし◎◎という症状が出たら効かなくなります」と言われてしまって。「病気に対して【治療は後手】。【予防という先手】に勝るものはない。普段の生活で健康を支えることが大切だ」と痛感したんです。
その後、私と夫はペットフードについて勉強し始めました。調べるうち、自分たちが納得できる商品が少ないことに気づき、今のサービスを立ち上げたんです。最初は市販品を仕入れて販売していましたが、他店との差別化のため、3年前に自社工場でのオリジナル商品の企画製造に切り替えています。
ペットフーディスト資格取得のきっかけ
新商品開発の際、「お客様には商品の説明だけしていたらダメ、お悩みに答えられる知識が必要だ」と気づいたからです。
例えば、「愛犬をダイエットさせたいけど、本人は食べたがる。だからごはんを減らすのはつらい」というお悩みや、「愛犬の病気の治療が終わっておやつなどが解禁となったけど、以前の食事でいいのか」という疑問など。これらのお悩みにどんな商品が役立つかな…と考えていましたが、複雑なお悩みのため、商品を作ったとしてもその説明だけでは不十分。真の問題解決をサポートする構えが必要だと気付いたんです。解決方法はグッズやトレーニングなど様々ありますが、私たちが提供するのは「ごはん」。だから、食事や病気の深い知識があるといいなと思いました。
また、以前から時々セミナーで知識を得ていましたが、学ぶのは自分が知りたいと思ったテーマだけのため、知識に漏れがあるのではという不安がありました。学校のように幅広く教えてくれるところを探したところ、ペットフーディスト養成講座を発見。お悩み相談対応のための知識が学べるとあって、受講を決めました。
ちなみに、受講中に便利だったのは「スクーリング動画」(講義動画)です。講座テキストを読むだけではなかなか理解しづらかったのですが、動画を繰り返し聞くことで理解がすすみ、「読む」「聞く」でメリハリのある学習ができました。
資格取得後の変化
お客様への質問・相談対応やアドバイスの仕方がかなり変わりました。
特に変わったのは「問題に気付いてもらえる伝え方が身についたこと」「改善のための提案の引き出しが増えたこと」です。
たとえば、お客様との会話の中で、犬の水分不足が疑われた場合。
受講前は、「わんちゃん、水分不足じゃないですか?」とお伺いすると、飼い主様は「飲んでいると思うけど、よく分からないかも・・・」と会話が終わってしまう場合もありました。
受講後は、「ウンチは固くないですか?」と聞くようにしていて、すると飼い主様は「確かに、便が落ちるときコトンと音が鳴っていて…水分不足なのかも」と気づいていただけるようになりました。これ、講座テキストを参考にしているんです。
また、ごはんを食べないわんちゃんの場合。
以前は「嗜好性が高いおやつはこれです」と商品だけをご案内していました。
受講後は、講座テキストにあった『食欲を高める工夫』をいくつかご紹介しつつ、「パパとママがやりやすいものを選んでやってみてくださいね」とお伝えできるようになりました。
今後の目標
自分だけでなくスタッフ全員が知識を身に着け、それによってサービスを向上する企業風土にできたらと考えています。そしてお客様と長くご縁をいただける会社になるよう、益々努力を続けたいです。
ネットショップ(wan-site(わんさいと))