修了生の声
講師スキルを活かして、犬の食事をわかりやすく伝えたい
伊藤まゆみさん【4期生】
心から「安全だよ」「おいしいよ」と思える食事を与えたい
数年前に初めて迎えたパートナー(愛犬)は、ブリーダーが与えていたペットフードを引き続き食べさせていましたが、食べムラがあり、私も知識がなく、悩んでいました。そんな時、食事を学んでいる知人が愛犬に手作りごはんを与えており、「そういうものを与えてもいいんだ」と初めて知ることに。その後、知人と同じところで手作り食を学び始めました。
さっそくパートナーのために作って与えてみましたが、「うまくできなかったな」と思っていると、食べてくれず、逆に「これはおいしいよ」という気持ちで作ったものは不思議なことに食べてくれる、と気づいたんです。そんな経験を重ねていくと、次第に「今与えているペットフードは自分が食べたいと思えるものかどうか」と考えるようになり、葛藤が生まれ始めました。やはり食事は、「自分が安心して与えられるもの」「おいしいんだよと与えられるもの」でなければいけない、と思うようになりました。
そして、時は流れ、パートナーは12歳と高齢に。
手づくり食は続けていましたが、今後の健康を考えたときに、よりパートナーにあったもの・体調にあわせたものを作れるようになりたいと思うようになっていました。また、友人から手作りごはんの質問を受ける機会は多いものの、奥が深いジャンルなだけに無責任なことは伝えられないと思っていたことも重なり、「栄養学のことなどをもっと勉強したい」と調べ始めました。知識を得て正しく伝えることが、友人とパートナーの幸せに貢献できると思ったからです。ほどなくペットフーディスト養成講座をみつけて受講しました。
今後の仕事を視野に入れながら勉強
勉強は、30分の通勤電車でテキストを読み、週末に学習ドリルを解くという流れで乗り切りました。ペットフードや栄養学は以前に学んだことはあったものの、今一度この講座でしっかり学べたことがよかったです。スクーリングでの講師の話は耳から聞くことでとても理解が進みました。
また、印象に残ったのは講座テキストにあった「ペットフーディストの役割と提案」の部分です。私はまだペット関連の仕事をしていないので、今後どのように仕事に向かっていったらよいのかを考える際に、とても参考になりました。
講師スキルを活かしてペット業界に挑みたい
今後、これまでの知識とスキルを活かして、「犬の食事について人に教える仕事」ができたらいいなと考えています。
というのも、私は長年、新入社員の育成に携わっていて、「難しいことをわかりやすく教えること」や「若手社員のサポート」の経験があり、それを最大限生かせるのではと思ったためです。
コロナ禍で、本当に自分がしたいことは何かを考える機会が増えたり、また顔をつきあわせての研修が難しくなり、オンラインでの実施や研修動画の作成など、新たな講師ノウハウが増えたりしたことがきっかけです。
ペットフードや手作り食について知りたいけどハードルが高い、という方はたくさんいると思います。そんな方に「できるだけわかりやすく伝えること」をしていけたらいいなと思います。
▼伊藤さん インスタグラム