ペットの食事と仕事 豆知識

ペット用療法食の効果を引き出す!「与え方の工夫」って?

ペット用療法食の効果を引き出す与え方の工夫って

病気の犬や猫の食事管理のために、「病態に合った療法食」を選ぶことは大切です。ですが、その療法食を彼らが食べてくれなかったり、体調に合わない与え方をしてしまっては十分な効果を発揮できません。

実は、療法食は「どれを与えるか」だけでなく「どのように与えるか」という工夫も、治療・回復サポートのための大切な要素なんです。

具体的な「与え方の工夫例」をご紹介します。
(※以下は一般例です。実際に病気の犬や猫に食事を与える際は、まずは獣医師の指示に従ってください)

与え方例1)「少量頻回」の給与で、負担を減らす

 1日分の食事を等分し、回数を多くして与える「少量頻回」。以下のケースで有効なサポートとなる場合があります。

◆消化器・膵臓の病気
1回あたりの食事量を減らすことで、消化管の「消化する」「吸収する」という仕事量を減らすことができ、臓器の負担を減らし消化・吸収を助けます。

◆肝臓の病気
肝臓は多くのエネルギーを必要とする臓器。エネルギー不足があると肝機能の低下を招くため、肝臓の病気がある場合は避けたい事象ですが、肝臓の病気は食欲不振が起こる場合もあるため食事量の確保に気を付けたいもの。例えば1日の食事を4回に分けて与えたり、さらには4回目を夜寝る前に与えたりすることで、夜間のエネルギー不足を防ぐことができます。

与え方例2)療法食への切り替え、「体調不良時は慎重に」

「病気にあわせて一刻も早く療法食に切り替えたい…」ただし、こんなケースは慎重に。

◆腎臓病や心臓病

嘔吐や食欲不振などがある体調不良時に、無理に新しい療法食へ切り替えると、「食べたもの」と「不快な経験」が結びつき、そのフードを二度と食べなくなってしまうことがあります。体調が落ち着いている時に、1週間から数週間かけて慎重に移行します。神経質な猫の場合は、今のフードと混ぜずに別の小皿で少しずつ与えることで、今のフードも食べなくなってしまうことを防ぎます。

与え方例3)吐き気を防ぐ「においと温度のコントロール」

食欲をそそるためにフードを温める・香りを立たせるは一般的なテクニックですが、こんな病気の場合は逆効果になるケースがあります。

◆膵炎や肝臓病
強いにおいが消化酵素の分泌を促したり、悪心(吐き気)を誘発したりして嘔吐の原因になることがあります。このような場合は、ドライフードのまま与えたり、お湯ではなく水でふやかして「温めない工夫」をすることで、食べることへの嫌悪感を防ぎます。



いかがでしたか?
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