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2020年12月04日(金)

豆知識

犬と猫への正しいサプリメント選びと使い方って?

サプリメントパートナー(愛犬愛猫)の健康のため、サプリメントを与えるオーナー(飼い主)はたくさんいらっしゃいますね。みなさんも一度は購入し与えたことがあるのではないでしょうか。
ただ、サプリメントは、「効果があるのか?」「どれを選んだらいいのか?」など、わからないことが多いと感じる人が多いのも事実。

ここでは、動物に与えるサプリメントについて基礎知識をご紹介します。


サプリメントの目的

日本における動物用のサプリメントは、「ペットフード安全法」の規制対象に含まれ、「ペットフード」として扱われます。

サプリメントは人用も動物用も、法律上食品として扱われますが、「サプリメントとはどういうものか」という法的な定義はありません。一般的には「通常の食事にプラスすることで健康維持もしくは予防、あるいは治療補助に役立つもの」とされています。

ここ数十年でペットフードは非常に改善が進んだため、サプリメントで栄養補助を行う必要性は低くなってきているかもしれません。ただ、獣医療の発達(特に感染症の減少)によって犬や猫の平均寿命が延び、それに伴い増えている「介護問題」に対して、サプリメントが役立ちます。例えば、長生きはしていてもシニア期を寝たきりで過ごすケースが増えていますが、それを防ぐ手立ての1つがサプリメントです。

 

サプリメントの使い方

外でご飯を食べる犬

サプリメントは、食事を補助するものです。ただ使い方を間違えると、意味のないものになる可能性もあるので、適切に使用するための注意点をご紹介します。


■「バランスのとれた食事」を基本とする
サプリメントを与える際に最も重要な考え方が「通常の食事に足りない栄養素を補う」ということです。食事の質が低い場合は、サプリメントを加える前にまず食事を改善することが大切です。人も動物も、健やかに暮らすためには毎日の食事がベースとなります。できる範囲で構いませんので、バランスのとれた食事を与え、その上で不足している栄養素をサプリメントで補いましょう。


■過剰摂取は禁物
サプリメントを与える際に最も気を付けるべきことは、「与えすぎないこと」です。食品でもサプリメントでも、過剰摂取は禁物です。サプリメントは副作用が問題になることがありますが、ほとんどの場合が過剰摂取によるものです。特に、バランスの取れた総合栄養食のペットフードを毎日与えている場合は、過剰摂取になる場合があります。商品に記載された目安量を確認して使いましょう。

 

■対象動物を確認する
犬には犬用の、猫には猫用のサプリメントを与えましょう。動物種によって摂取成分の代謝が異なりますので、専用のものを選んでください。

 

■原材料や成分の内容と、その含有量を確認する
サプリメントは、「関節に」「心臓サポートに」といったフレーズが記載されていることがあります。その言葉だけを見て選ぶのではなく、どんな原材料、どんな成分がどのくらい入っているかを確認し、それが本当にパートナーに必要か、過剰摂取にはならいないか、などを見極めて選びましょう。

 

■病気の治療中は必ず獣医師に相談する
疾患がある場合は、自己判断でサプリメントを与えるのはやめ、必ずかかりつけの獣医師に相談しましょう。

 

■体調や様子を欠かさず観察する
サプリメントを与えているか否かに関わらず、パートナーの様子は常に観察しましょう。普段と違うものを与えるときはより一層注意します。サプリメントにはさまざまな原料が使われており、場合によってはアレルギーを起こす可能性もあります。下痢や皮膚炎など、いつもと違う症状や様子が見られたらすぐに使用を中止し、症状によっては動物病院を受診しましょう。

 

■サプリメントだけで解決しようとしない
目的が病気予防・治療補助のいずれの場合でも、ホリスティック(全体的)な視点でパートナーと向き合い、サプリメントを活用しましょう。サプリメントの機能だけに頼ったり、症状を打ち消すだけの目的で使い続けると、問題が悪化する場合があります。常に、食事以外の健康管理(運動・環境・ストレスケアなど)にも目をむけることを忘れないでください。

 


健康寿命が長くなるということは、介護期間が短くなるということでもあります。
サプリメントの意義は、動物にとっては「病気予防・治療を含めた健康維持・増進に寄与すること」ですが、オーナーにとっては「看病や介護にかかる負担を減らすこと」でもあります。看護や介護には新たな気づきがあったり、より強い絆が生まれたりと必ずしも悪いことばかりではありませんが、できるだけ長く健康に過ごせるようにしてあげることは双方に取ってメリットがあります。

適切な食事とそれを補助するサプリメント。適切に選んで、一日でも長い健康寿命を目指しましょう。

 


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