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2020年07月05日(日)

豆知識

ペット薬膳、なぜ人気?西洋獣医学にない考え方とは

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最近、「薬膳が気になる」という飼い主の方が増えました。レシピなどはよく見かけますし、以前より身近な存在になりましたよね。
でも、実際に薬膳料理を作ったり、ましてや犬用となると「難しそう」と感じる人が多いのではないでしょうか。

 

実は、薬膳の考え方はとってもシンプル。また、「薬膳の何がどういいのか」がわかると、よりスムーズに始められることと思います。
今日は犬の食事に薬膳を取り入れるといい理由と、ルールを簡単にご紹介します。

 

 

薬膳のキホン「中医学」のいい点を知ろう

薬膳は、「中医学」にもとづく食事ケア。中医学とは、どういう医学なのでしょうか。

 

西洋医学と中医学の違い

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■西洋医学:

『問題のある部分』に注目し、科学的検査を使ってその原因を究明し、治療方法を考えます。
「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、西洋医学は「木を見る」医学。
得意なのは、急性期の症状の治療、苦手なのは原因がはっきりしない、病名がつかない症状への治療だといわれています。

 


■中医学(東洋医学※):

人や動物が訴える『症状』を重視して『全体的な不具合』を見抜き、正常化をはかろうとする治療方法で、「森を見る」医学とされています。
得意なのは、慢性症状の治療や、予防医学的なこと。苦手なのは、手術が必要な病気や、感染症などの治療だといわれています。
(※中国伝統医学をもとに、日本をはじめ東アジアの各国独自で発展していった医学をまとめて「東洋医学」といいます。)

 

中医学に限らず、多くの伝統医学と西洋医学は、このようにどっちも一長一短なので、1つだけでは不十分。だから、両方採用して、いいところどりをするのがベストです。人の医療だけでなく獣医療でも、そのような考えを取り入れている病院は多数あります。

 


薬膳は、気になる症状のための食事

薬膳は、中医学にもとづく「気になる体質や症状」をケアするための食事です。

 

ペットフーディスト養成講座では、西洋獣医学にもとづく「ペット栄養学と手作りごはん」を学びますが、薬膳ごはんの章ではそれをベースにしつつ、「体質や症状改善のための食材を選ぶ」という点を追加した手作りごはんを学びます。

「栄養学だけ」「薬膳だけ」の視点で作るのではなく、まさに「西洋医学と中医学のいいところどり」をしたごはんを作れるということなんです^^


薬膳は、ルールを知れば簡単

調理

薬膳は、中医学の用語がたくさん登場するので、とっつきにくいイメージがありますが、覚えるルールはこれだけです。

 


■8種類の体質(症状)
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薬膳では、人や動物の気になる症状を8種に分類し、どれに当てはまるかをまず確認します。
ちなみに健康であれば、バランスの良い体質になります。

 

■食材が持つ効果
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薬膳では、1つ1つの食材がもつ効果を、以下の3項目で表しています。体質にあった食材がどれか、食材事典などを使って確認し、それを使って犬用の食事を作ります。

1)五味:どんな味で、味別にどんな働きがあるか(甘味、酸味など)
2)五性:体を温めるのか、冷やすのか
3)帰経:体のどの部位に、効果を発揮するか(肝、腎など)

 

【例】「トマト」の中医学的効果

トマト

五味:酸、甘
五性:微寒
帰経:肝・脾・胃

 

いかがでしたか?薬膳は、パートナーの食事に中医学のメリットを取り入れられる1つの知識。楽しくて効果的な手作りごはんライフのために、ぜひ学んでみてくださいね。


 

ペットフーディスト養成講座では、犬の手作り食に必要な栄養学、レシピと調理方法、薬膳、体質チェックなどについて詳しく学べます。

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