修了生の声

老舗鮮魚店で「ペット向けデリ販売」を追加!行動力で集客力アップ

まるや鮮魚店経営

老舗鮮魚店で「ペット向けデリ販売」を追加!行動力で集客力アップ

柳下 幸路さん【13期生】

現在のお仕事

新潟で「まるや鮮魚店」を経営しています。新鮮な魚介をはじめ、多種多様なお惣菜を店頭・仕出し販売しています。その日仕入れた食材で次の日のメニューを決め、常時30種類くらい作っています。

また、犬猫用の手作りごはん、デリ、おやつも販売。隣にはドッグランを設営し、人も犬も食事できるテラス席と、お部屋を貸し切って食事できるスペースもご用意しています。

このお店はもともと夫の実家の稼業で、一度廃業。私も夫も長年東京で別の仕事をしていましたが、諸事情あり、私たちが新潟に戻る形で当店を受け継ぎ、昨年再オープンさせました。

 

 

ペットフーディスト資格取得のきっかけ

当店のペット向けサービスは、すべて再オープンをきっかけに追加したもので、ペットフーディストの資格はその実現のために取得しました。

東京時代から犬や猫たちと暮らしてきて、様々なペット向けサービスを利用してきましたが、新潟でも自分が利用したくなるようなサービスがあるといいなと考えていたんです。稼業を継ぐこともあり、それなら自分でやってみようと思い立ちました。食べ物で命を守るということに関心があったこと、食べ物を提供できる店であることから、夫は人向けの魚介担当、私は「ペット向け手作りごはん・デリ・おやつの製造と販売」と人向けの洋食を担当することを決めました。

実は「食事とケアで健康を変える」ということを、息子の子育てで経験しているんです。

息子が幼少期、アレルギーだとわかり、すぐ「小学校に上がるまでに普通のケーキを食べさせられるようにしよう」という目標を立てました。私は漢方薬を飲ませ、石鹸・ボディクリーム・入浴剤をすべて手作りして保湿を担当。夫は、アレルギーに配慮しかつ食材の質が高いお弁当作りを担当。結果、息子は卵も牛乳もOKな体質に変わることができたんです。ペット向けごはん販売のきっかけとなる原体験です。

資格取得後の変化

まずお店でサービスを展開する前に、愛犬愛猫の食生活を少しずつ変えていきました。

以前はペットフード中心の食事でしたが、それだと嫌々食べたり、吐いたりすることも多かったんです。資格取得後は「手作り食に変える」「皮膚被毛やお腹の調子に合わせて食事を調整する」を試してみました。すると、吐かなくなりごはんを楽しみにしてくれたり、病気があった子は体調が落ち着いてきたりとわかりやすいメリットがありました。

次に、それをお店のサービスに生かしていくべく、販売用手作りごはんの試作をスタート。まずは作ったサンプルを身近な飼い主さんに配るところからはじめ、少しずつ構想を固めていき、満を持して販売を開始しました。現在は、真空パック詰めしたものを冷凍して販売しています。

ペット向けのごはんを販売開始すると、全国発送や、パーティ用のデリなどいろんなリクエストをいただけるようになり、徐々に規模を拡大しています。

今後の目標

人口が少ない地域でのお店経営のため、最大の課題は「集客」。いかに解決していけるかを考えています。

現在、頑張っているのは「インスタ配信」と「お客様からの口コミ拡散」。
インスタでは、日替わりのわんプレートランチを愛犬に与えている様子などを毎日投稿。お店にいらしたわんちゃん連れの飼い主さまには、必ず試食やちょっとしたお土産をお渡ししてご満足いただけるようにと工夫しています。前職からお客様第一。「どうやったらお役に立てるか」をひたすら考えて行動することで売上がついてくることを経験しているため、今もその姿勢は変わりません。

さらに、今後は犬の整体の資格をとって、高齢犬へのケアアドバイスなどに生かせたらと思っています。高齢の犬と暮らす飼い主さんの大変さは、自分も身をもって知っているので何かお役に立てないかなと思っています。

ペットフーディストの食事の知識で「身体の中からのケア」、整体では「身体の外からのケア」の2本柱を強みにできるよう頑張ります!


インスタグラム

まるや鮮魚店(@maruya_shin_kitchen)  
てらどまりドッグラン(@teradomari_dogrun) 

修了生の声へ戻る