ペットの食事と仕事 豆知識

「犬猫の手作りごはん」の質問がきたら、どうしてますか?

先日、とあるペットフード販売店の経営者から、「最近、手作りごはんが流行っているので質問をよくもらうけど、答えられずに困っている」というお話を伺いました。

みなさんも、ペットの仕事などで

◎手作り食の経験がないので、アドバイスを敬遠しがち
◎食材について細かいことを聞かれるとわからない

といったお悩みはありませんか。

ここでは、「犬と猫の手作りごはん」の豆知識をご紹介します。


ペットフードにはない手作り食のメリットを知ろう

まず、「ペットフード」の最大のメリットはこちら。

◎一定の【栄養バランス】が確保された食事である
◎コスト・保管・与え方が【手軽】な食事である

 

だからこそ、「手作りごはん」は

◎【ベストな栄養バランスが保てないかも】という不安
◎【手軽ではない】ことへの不安

を感じる方が多くいらっしゃいます。


ただ、手作りごはんは「ペットフードを自分で作る」という考え方からいったん離れていただいた方がよいくらい、ペットフードにはないメリットがこんなにたくさんあります。

<手作り食のメリット>

◎食材を自分で選べるので、安全性・品質への不安が少ない
◎水分摂取量を各段に増やせる
◎体調体質にあわせた調整がしやすい
◎5大栄養素以外の多様な健康に役立つ成分を摂取できる
◎とにかくおいしいので、パートナー(愛犬愛猫)の笑顔にたくさん会える。だからオーナー様も楽しい!
◎災害時にフードを入手できなかったとき人用の食物を食べてもらえる


「これから手作り食を始めたいけど不安」という方には、まずこのメリットをお伝えしてほしいなと思います。

 

手作り食で「どうしたらいいかわからない」のは次の3ポイント

手作り食のステップは大きく3つ。このどこかに、つまづきポイントがあります。

1)「食材」をどれにするか

「穀物って結局使ってもいいの、良くないの?」
「アレルギーだらけで使える材料がない」
「サプリメントでとらないとバランスがとれない?」


このようなお悩みには、こんな知識がベースにあるとスムーズに回答できます。

◎犬と猫の栄養学
◎各食材の知識
◎薬膳の知識

2)「分量」をどれくらいにするか


「うちの子が1日に必要なカロリーは?」
「タンパク質を摂りすぎな気がするけどこんなレシピを続けていて大丈夫?」
「トッピングを手作りにしたいけど、量はどうやってきめたらいい?」


このようなお悩みにも「栄養学」「各食材の知識」が役立ちますが、「与えてから体重や体調を観察し、長期視点で量を調整する」というポイントも付け加えて頂くとベストです。

3)「調理法」をどうするか

「生か加熱か、結局どっちがいいの?」
「野菜を細かく切るって、どれくらいがベスト?」
「この食材が一番消化しやすい調理法って?」

このお悩みには、

◎犬と猫の消化吸収の仕組み
◎栄養学
◎調理法別の栄養素の損失度合い

について知識があるとスムーズに回答できます。

 

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