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2020年04月19日(日)

豆知識

犬に必要な水の量と、食材からの水分補給

水を飲む犬

 

夏の気温上昇が、年々深刻さを増していますね。

犬の熱中症の発症数のピークは7-8月で、人と同じなのですが、アニコムが提供する『犬の熱中症週間予報』によると、6月は大半の都道府県で「厳重注意」の予報。人より一歩先に、高い配慮が必要な状況なのです。30℃を超える気温、高い湿度が原因です。

 

犬の熱中症予防の重要な対策の1つは、「温度・湿度の管理」。お部屋環境を整えることはもちろんですが、暑すぎる時間帯に外出させない、少しずつ暑さに慣れるように様子をみながら散歩する、といったことを含みます。

 

そしてもう一つは「必要な水分補給」。ドライフードが主食の犬は、そもそも水分摂取が少なくなりがち。さらに、シニア犬はのどの渇きを感じにくいため、さらなる注意が必要です。

 

ただ、飼い主が見ていても「水分が足りているのかわからない」といったことや、「そもそも水を飲みたがらない」といったことが気になりますよね。ということで、「犬に必要な水分量と、摂らせ方」についてご紹介します。

そもそも、水は、なぜ必要?

水

体重の約60%は「水」。10%でもなくなると死に至る可能性があります。
体内での水の役割は、「代謝される物質の溶媒」「血液や体液となって必要な物を運ぶ・不要なものを排出する」「体温を一定に保つ」などなどで、まさに代役なし!だからこそ熱中症予防のためだけではなく、通常の健康管理としても、水分をしっかり摂取できているかどうか、チェックする必要があります。

どれくらいの量が必要?

犬が1日に必要な水分量は、1日の必要エネルギー量をもとに算出する、という考え方があります。
計算はとっても簡単。エネルギー量の「kcal」を「㏄」に変えるだけなんです。

例えば、1日に400kcal必要な犬の場合は、400cc 前後の水分が必要。
食事中に含まれる水分と、飲み水として摂る水分の両方をあわせて、400㏄です。

※上記の考え方はあくまで「目安」です。1日に必要な水分量は、気温、活動量、食事の種類、食事中の糖分、塩分、食物繊維量、年齢、体調、ストレスなど多様な因子に左右されます。必要に応じて調整してください。

 

食材も上手く使って水分補給

キウイといちご

水を飲みたがらない犬の場合は、水分の多い食材や、薬膳的に「体の熱を冷ます作用のある食材」を与えて上手に熱中症対策をしましょう。

食材はトッピングや手作りごはんにして与えるほか、「スープにして与える」「そのままおやつとして与える」といった方法があります。なお、果物はキュウリなどの野菜と一緒に与えると、糖質の与えすぎを予防できます。

 

◆体の熱を冷ます(清熱)作用のある食材例
わかめ、あさり、豆腐、きゅうり、小松菜、もやし、いちご、キウイ、すいか、バナナなど

 



犬や猫の食事は、水分摂取ひとつとっても「栄養学」「薬膳」の2つの観点から考えると、より豊かで、より楽しくなります。ペットフーディスト養成講座で、詳しく学んでみませんか?

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